院長挨拶

当院は昭和59年に医療法人慈誠会の4番目の病院として慈誠会徳丸病院の名称で設立しました。
その後、リハビリテーション医療を中心に置き東京都板橋区に初めて回復期リハビリテーション病棟を設立し、皆様のご支援とご協力により、平成19年に慈誠会徳丸リハビリテーション病院に名称変更しております。
時代のニーズを捉えながら、徐々にスタッフを充実させ、また、より良いリハビリテーション療養生活を提供するために院内設備も改修し今日に至っております。

ここでリハビリテーションの必要性について当院で6割以上を占める脳卒中患者を例に説明いたします。
脳血管障害では損傷した脳病巣の周りで生き残った細胞や反対側の細胞の働きにより機能が改善します。
このように損傷した脳の働きが別の部位によって代替される現象が証明されています。
この現象は発症早期に著明に現れます。
より早くリハビリテーションを始めること、そしてその量を確保することを必要とします。
その為に、当院ではできるだけ早期に連携先病院から患者様を受け入れ入院当日から毎日、切れ目のないリハビリテーションを行っています。

その他、院内感染対策委員会、医療安全管理体制委員会等を定期的に開催し、対応策を立て、院内感染、転倒転落事故等を予防するなど多くの取り組みを行っています。
当院職員が一致団結して、患者様に信頼され、地域医療に貢献できる回復期リハビリテーション専門病院を目指して努力しております。
是非 、当院の内容をお知りになり、回復期のリハビリテーション医療を必要とされておられる方はご見学、ご相談頂ければ幸いです。

慈誠会徳丸リハビリテーション病院 院長 結城 正光

病院概要

写真:慈誠会徳丸リハビリテーション病院全景

慈誠会徳丸リハビリテーション病院は東京都板橋区に位置し、1984年慈誠会グループ最初のリハビリテーション専門病院として開設されました。 病棟は回復期リハビリテーション病棟の2病棟で編成されており、診療科はリハビリテーション科と内科があり、ベット数は106床です。

また、リハビリテーション専門病院として、脳血管疾患等リハビリ(Ⅰ)・運動器リハビリ(Ⅰ)、回復期リハビリテーション病棟の施設基準を取得しています。 入院患者様の疾患は脳血管障害と骨折患者で約80%以上を占め、回復期の患者様を対象としています。

療養・診療体制の特徴

写真:リハビリ計画会議の様子

診療科は上記以外に高齢者にニーズが高い脳血管障害を専門とした脳神経外科も常勤で診療体制をとっています。更に整形外科・皮膚科・泌尿器科・眼科・歯科も、非常勤の体制をとっています。患者様の早期ADL自立と退院援助を目的に、毎週各部署が集まって患者様一人一人のリハビリの方針を決定し、目標に向かって取り組んでいます。
(リハビリ計画会議)

地域医療との連携

当院の主要な患者様紹介元である地域の大学病院、都立病院など多くの急性期病院とは地域連携を結び、患者様に安心していただける医療連携体制を確立しています。また地域に退院される患者様には地域の主治医をご紹介し、病診連携にも取り組んでいます。

療養生活環境の特徴

写真:療養生活の様子

回復期リハビリテーション病棟は患者様1人あたり6.7㎡以上の広さがあり、食堂・談話室を完備しています。また、浴室は一般浴室と機械浴室があり、患者様の状態に応じてご利用頂いています。その他1階と屋上には遊歩道スペース ・園芸スペースを設けており、患者様から好評を頂いています。

患者の権利擁護体制

写真:患者さま相談窓口の提案箱

患者様の立場に立った快適な治療・療養生活を送って頂くことを目的に接遇向上委員会と苦情処理係を設置し、職員教育と迅速な苦情処理を心がけています。

慈誠会徳丸リハビリテーション病院 概要
病院名称 医療法人社団慈誠会 慈誠会徳丸リハビリテーション病院
開設日 昭和59年 (1984年) 2月
所在地 〒175-0083
東京都板橋区徳丸2-8-20
連絡先 TEL:03-3934-1661  
FAX:03-3934-6196
(お電話の際、おかけ間違いのないように、お願いします)
URL https://tokumaru-hospital.jp/
運営主体 医療法人社団 慈誠会
院長 結城 正光
病床数 106床
施設基準
  • 回復期リハビリテーション病棟入院料1
  • 体制強化加算1
  • データ提出加算2
  • 認知症ケア加算3
  • 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)
  • 運動器リハビリテーション料 (Ⅰ)
  • CT撮影 (16列以上64列未満マルチスライス型機器)
診療科目 リハビリテーション科、内科
対象疾患
  1. 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後若しくは手術後の状態又は義肢装着訓練を要する状態
  2. 大腿骨、骨盤、脊髄、股関節若しくは膝関節又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態
  3. 外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後の状態
  4. 大腿骨、骨盤、脊髄、股関節又は膝関節の神経、筋又は靭帯損傷後の状態
  5. 股関節又は膝関節の置換術後の状態
主な施設
  • リハビリテーション室 300m2
  • 言語聴覚療法室
  • 食堂談話室
  • 機械特殊浴室・一般浴室
  • ADL訓練室